納経用品・巡拝用品など お遍路グッズのご説明

巡拝用品・巡拝用品など お遍路グッズのご説明

お遍路用品には、「納経(御朱印)用品」と「巡拝用品」の2種類があります。

納経用品について

納経用品は、各お寺でお寺の名前を墨書し、ご朱印を押していただくものになり、「納経軸」、「納経帳」、「御朱印用白衣」の3種類あります。
すべてしないといけない決まりはありませんので、ご希望でお選び下さい。

納経軸(のうきょうじく)

納経軸とは、御朱印を押していただくための掛け軸のことで、「お家の家宝」という意味合いがあります。
納経軸に御朱印をすべていただいた後、表装(別途料金が必要)をする必要があるため、非常に高価となりますが、できあがると素晴らしい掛け軸になります。当社では、掛け軸の表装のご案内もさせていただきます。
また、お家の宗派によって、納経軸の中心に描かれる絵(文字)が変わってきます。特にこだわりがない場合は、「弘法大師様(南無大師遍照金剛)」の描かれた納経軸をお選びいただいて問題ありません。
納経軸に御朱印をいただいた場合は、白黒の御影(おみえ)が1枚無料でいただけます。

【宗派について】

〇真言宗(全宗派) : 弘法大師様(南無大師遍照金剛)
〇浄土宗・浄土真宗・天台宗など : 阿弥陀如来様(南無阿弥陀佛)
〇臨済宗・曹洞宗 : 釈迦如来様(南無釈迦牟尼佛)

 
1ヶ寺当たりの納経料金は、500円です。
納経軸(のうきょうじく)

納経帳(のうきょうちょう)

納経帳とは、御朱印を押していただくための帳面のことで、「あの世への通行手形」という意味合いがあります。
多くのお客様は、納経帳のみ御朱印をいただくことが多いです。
納経帳に御朱印をいただいた場合は、白黒の御影(おみえ)が1枚無料でいただけます。

1ヶ寺当たりの納経料金は、300円です。
納経帳(のうきょうちょう)

御朱印用白衣

御朱印用白衣とは、着るためではなく、御朱印を押していただくための白衣のことで、「あの世への晴れ着」という意味合いがあります。
御朱印用白衣に御朱印をいただいても御影はいただけませんので、ご注意下さい。

1ヶ寺当たりの納経料金は、200円です。
御朱印用白衣(のうきょうちょう)

御影帳(おみえちょう)

御影帳とは、ご本尊様が描かれた御影を収納する帳面のことで、お寺の写真が載っておりますので、思い出の振り返りに最適です。
また、御影は、「納経軸」、「納経帳」に御朱印をいただいた際に無料でいただける白黒の御影の他に、カラーの御影(別途料金が必要)があります。

御朱印用白衣(のうきょうちょう)

巡拝用品について

巡拝用品は、身に着ける用品のことで、「白衣」、「金剛杖」、「輪袈裟」の3点をご購入するお客様が多いです。
すべて必要というわけではございませんので、ご希望でお選び下さい。

お遍路グッズの名称
【1】菅笠(すげがさ)
菅笠は、日よけ・雨よけにあると便利な笠になります。
また、帽子の場合は、お堂の中では脱ぐ必要がありますが、菅笠は脱ぐ必要がありません。
【2】白衣(はくえ・はくい)
御朱印用の白衣ではなく、着るための白衣になります。
お遍路さん=白い白衣というイメージがあるように、多くのお客様がご購入されます。
袖付きと袖無しがありますが、オールシーズン使える袖付きをお勧め致します。
【3】金剛杖(こんごうづえ)
金剛杖は、弘法大師様の化身と言われる大切な道具になります。
宿に到着した際は、杖の先を洗い、丁寧に拭いて合掌しましょう。
また、橋の上では杖を突かないようにしましょう。
杖を使う必要がない健脚なお客様でも金剛杖をお持ちになることが多いです。
【4】輪袈娑(わげさ)と輪袈娑止め
輪袈裟は、お遍路さんの礼拝の正装具となり、多くのお客様がご購入されます。
お遍路の最中、食事の時やお手洗いなどの不浄な所に立ち入る場合は、取り外すルールがあります。
輪袈裟はよくズレますので、輪袈裟止めを購入することをお勧め致します。
【4】山谷袋(さんやぶくろ)
山谷袋は、納経帳や教本・念珠・線香・ローソク・お賽銭・貴重品・タオルなどを収納する肩掛けのバッグになります。中には、線香・ローソク入れが付いているものもあります。
お遍路中は雨が降ることもありますので、防水の山谷袋をお勧め致します。
【6】念珠(ねんじゅ)
念珠は、お参りの際に使用します。
ご自宅でお使いの念珠をお持ちいただいても大丈夫です。
【7】持鈴(じれい)
持鈴は、読経の際に節に合わせて使用したり、ご詠歌を奉納したりする時に使います。
また、澄み切った清らかな音がなりますので、お持ちのバッグに付けてもいいですね。
線香について
線香は、1ヶ寺につき本堂3本と大師堂3本の合計6本が必要になります。
全てのお寺をお参りする場合は、
 89ヶ寺(高野山を含む)× 2ヶ所(本堂と大師堂)× 3本の
合計534本必要になります。
ご自宅に線香をお持ちの場合は、お持ちいただければ大丈夫です。
ローソクについて
ローソクは、1ヶ寺につき本堂1本と大師堂1本の合計2本が必要になります。
全てのお寺をお参りする場合は、
 89ヶ寺(高野山を含む)× 2ヶ所(本堂と大師堂)× 1本の
合計178本必要になります。
四国八十八ヶ所では、ローソク立てが太いため、ご自宅からお持ちになる場合は、ローソクの底穴が大きいものが良いです。
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